梶原吉広のU19からもリオ五輪発掘へ

梶原吉広の色んなスポーツブログあります。

日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長(48)が3日、東京都文京区のJFAハウスで取材に応じ、リオデジャネイロ五輪(8月4日開幕)への出場を決めたU―23日本代表に20年東京五輪を目指すU―19世代を積極招集する方針を打ち出しました。リオ五輪の上位進出、18年W杯ロシア大会の躍進には若い世代の押し上げが不可欠と考えており、本大会までの6カ月で金の卵の発掘に力を注いでます。
本大会で3枠起用可能なオーバーエージ(OA)に注目が集まる中、霜田技術委員長が“アンダーエージ”の積極招集を明言しました。「国のため、トップ(A代表)のために、下の世代の台頭はあった方がいい。下はU―19までの5世代から、どのぐらい入ってくるか。高卒でJに入った選手がいきなりブレークして、(U―23日本代表の)手倉森監督の目に留まり“五輪に来い”となるのが理想。積極的に探したい。」日本サッカー発展の鍵を握る20年東京五輪世代に期待をしています。

U―19世代には桐光学園から磐田入りしたFW小川、14年W杯ブラジル大会にトレーニングパートナーとして同行したMF坂井(大分)、FW杉森(名古屋)ら有望選手は多いです。過去にも04年アテネ五輪の平山(現FC東京)、08年北京五輪の香川(現ドルトムント)ら4年先の五輪を目指す世代から飛び級で五輪メンバーに入った例はあり、今後の成長次第で招集の可能性は十分にあります。手倉森監督は4日からJクラブのキャンプ地巡りを開始しました。1月のU―23アジア選手権に選手を出してくれたお礼とプロ1年目となるU―19世代の情報を収集する狙いがあります。秋葉コーチらスタッフと手分けして可能な限り多くの現場に足を運ぶ方針です。霜田技術委員長はOA枠にも言及しました。強化担当者会議などで議論する必要性を強調した上で「ルールがある以上勝つために必要なら使った方がいい」と前向きに検討する構えを示しめしました。本大会開幕までちょうど半年になります。48年ぶりのメダル獲得へ世代を超えた最強チームをつくり上げがはじまってます。

リオ五輪に向けて様々な選手のドラマ、考え、思い様々ですね。この先にどんな代表になりどんな結果を残すのか目が離せません。これからもリオ五輪の情報を集めて少しでも参考になれば嬉しいです。これからの日本サッカー絶対熱くなりそうですね。頑張れニッポン!!

梶原吉広のリオ五輪強力な秘密兵器飛び級ハーフ軍団

リオ五輪の秘密兵器は「飛び級ハーフ軍団」です。日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長(48)が3日、JFAハウスで五輪出場権獲得と優勝を果たしたU―23アジア選手権の大会総括を行いました。本大会に向けた選考方針にも言及し、1つ下の東京五輪世代から抜てきする意向を明言しました。特に注目を集めるのが、大化けの可能性を秘めるハーフ選手たちです。霜田委員長は注目を集めているオーバーエージ(OA)枠の使用について「勝つために、そのルールがあるならきちっと使ったほうがいい」と私見を語り「これから強化部会があるので、手倉森(誠)監督とも相談しながら決めていきたい」と方針を示しました。ではOA以外でサプライズはないのでしょうか。その答えが、リオ世代の下にあたる2020年東京五輪を目指す1997年以降に生まれた選手の大抜てきです。「あると思う。というか、あったほうがいい」と霜田委員長は断言しました。さらに「例えば高卒でデビューした選手がいきなりブレークして、手倉森監督の目に留まって、五輪にという選手が出てきてほしいです。積極的に探していきたい」と重点的に視察する方針を明らかにしました。現時点で無名のU―19選手が半年後にリオで日の丸を背負うのは並大抵のことではできません。それでも、そのハンディを克服して力を発揮してくれる可能性を秘めているのがハーフ選手です。フィジカル、技術の両面で時に日本人離れした爆発的な成長スピードを見せるケースもあり、本番までに大ブレークすることも十分に考えられます。

有力候補の一人がJ1神戸のMF増山朝陽(19)です。日本人の父とスペイン系フィリピン人の母を持つ増山は97年世代の早生まれで、同年代より一足先に昨季Jデビューしました。東福岡高時代に「ヒガシのクリロナ」と呼ばれたマッチョボディーから繰り出される高速ドリブルが武器で、高卒ルーキーながらリーグ戦9試合に出場しました。9月の天皇杯2回戦の長野戦でプロ初ゴールもマークしました。また、ともにコンゴ人を父に持つ大型選手で、矢板中央高の同級生でもあるDF星キョーワァン(18)とFW森本ヒマン(18)の潜在能力は一流です。桐光学園高のMFイサカ・ゼイン(18)も日本高校サッカー選抜に入るなど大きな可能性を秘めています。

あえて飛び級の抜てき枠を設けたのには意味があります。Jリーグの村井満チェアマン(56)が「男子サッカーが東京五輪で金メダルを取れるように逆算して、リオでは頑張ってほしい」と話すように、4年後に待ち受ける東京五輪は優勝が責務です。08年北京大会に飛び級で出場したMF香川真司(26=ドルトムント)が飛躍的な成長を遂げ、今の日本代表の中心選手となった例もあり、飛び級招集には東京世代のエース育成の狙いもあります。

U―23アジア選手権ではジャマイカ人の父を持つFW鈴木武蔵(21=新潟)と、ナイジェリア人ハーフのFWオナイウ阿道(20=千葉)が活躍してます。2人に続くスターは現れる事を願います。

梶原吉広の本田圭佑がリオ五輪に名乗りを上げる

【カタール・ドーハ26日(日本時間27日)発】サッカー男子のリオ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア選手権準決勝で、日本は後半アディショナルタイムに劇的な勝ち越し弾を決めて2―1と難敵イラクを撃破しました。6大会連続の五輪出場権を手にいたしました。“最弱世代”が意地を見せたが、本番ではもちろんメダル獲得の期待がかかります。そんななか、本大会で採用が濃厚なオーバーエージ(OA)枠に、なんと日本のエースFW本田圭佑(29=ACミラン)が名乗りを上げました。30日の決勝の相手は韓国に決定しました。因縁のライバルと優勝をかけて激突します。

ついに歓喜の瞬間が訪れた。1―1で迎えた後半48分のアディショナルタイム、こぼれ球に反応したMF原川力(22=川崎)が豪快なミドルシュートを叩き込みました。劇的な決勝弾で、過去2戦2敗の宿敵イラクに勝利しました。これまで世界大会を知らずに“最弱世代”と呼ばれたチームが、6大会連続の五輪切符をつかみ取りました。
“ミラクル采配”を連発した手倉森誠監督(48)も満面の笑みで、イレブンからミネラルウオーターで手荒い祝福を受けてびしょ濡れとなりました。次の使命は決勝で韓国戦に勝ってアジアを制覇しました。さらに、8月開幕のリオ本番ではロンドン五輪ベスト4を上回るメダル獲得が求められました。

そのためには当然OA選手(五輪の男子サッカー競技の選手選抜規定は「五輪開催年前年の12月31日時点で23歳未満の選手」となっているが、本大会ではこの年齢制限に適合しない選手を3人まで登録可能)が欠かせません。日本サッカー協会の大仁邦弥会長(71)は「使わないという選択肢は支持しない」と明言しました。その上で、U―23世代に近い年齢の選手をOA枠で選出したロンドン五輪の方針を「若い世代の力を引き出して悪影響を与えなかった」と高く評価しました。これを踏襲すれば、DF吉田麻也(27=サウサンプトン)、MF清武弘嗣(26=ハノーバー)、FW武藤嘉紀(23=マインツ)の選出が有力です。
一方で手倉森監督は就任当初、理想の選手について「中田(英寿氏=39)のように存在感のある選手がいないと、国際試合は勝ち抜けません。本田のような自己主張と自信のある選手は必要」と話している。OA選手に「ビッグ3」の本田、MF香川真司(26=ドルトムント)、DF長友佑都(29=インテル)という大物路線もありそうです。

なかでも、ハリルジャパンのエースに注目の情報が…。本田が五輪出場に強い意欲を持っているというです。今でも連絡を取り合う関係者は「圭佑は北京(五輪)で悔しい思いをしているし、国民が一つになる五輪という舞台には特別な感情も抱いています。日本のために『力になれるならまた出てみたい』という話は以前からしている。」
2008年北京五輪に出場した本田だが、チームは3戦全敗で1次リーグ敗退。造反騒動まで起こす“汚点”を残しました。名誉挽回のためにも、30歳で迎えるリオ五輪はラストチャンスです。すでにOAを意識し、昨年のA代表合宿でMF遠藤航(22=浦和)やMF南野拓実(21=ザルツブルク)ら“五輪組”の主力と意見交換したという。

本田は今後、五輪出場を熱望するコメントを出す可能性が高く、3月のロシアW杯アジア2次予選に臨む日本代表でコーチを務める手倉森監督に“直訴”する場面もありそうです。本田のOA選出が実現すれば、メダル獲得の切り札となるのは間違はありません。
実際、開催国ブラジルはFWネイマール(23=バルセロナ)のOA参戦が内定。リオ五輪に臨むポルトガルはFWクリスチアーノ・ロナウド(30=レアル・マドリード)の招集を検討し、スウェーデンはFWズラタン・イブラヒモビッチ(34=パリSG)が意欲を語りました。日本も列強に対抗するためにエース投入が待望されるはずです。
大仁会長はOA選手について「最終的には手倉森監督が判断する」と話したが、今後はリオ五輪に向けたチーム強化とOA枠の選手選考が世間をにぎわせそうです。

U23 オリンピックに向けて

リオデジャネイロ五輪の男子サッカーは、16の出場枠のうち15チームが決まりました。6大会連続10回目の出場となる23歳以下(U23)日本代表の手倉森監督は「本大会でメダル獲得」と目標を掲げています。今後の強化と、24歳以上の選手を3人まで加えられるオーバーエージ(OA)枠の活用がカギを握ります。チームは3月下旬に海外遠征。5、6月に親善試合が予定されている。5月下旬にはトゥーロン国際(フランス)があり、五輪本大会前に他国との力関係を把握する場になります。本大会のメンバーは18人です。手倉森監督は「この世代の選手全員を伸ばしたい」と話す。最終予選の登録23人も安泰ではなく、今回は選外だった選手もJリーグでの活躍次第でチャンスはあります。一方、世代全体が伸び悩むようならば、OAの活用も視野に入ります。

今大会は準決勝までの時点で、DF植田、室屋、GK櫛引ら守備陣の成長が光った。一方で攻撃面では、主将の遠藤が「本大会ではもう少しボールを保持し、相手のスキを突いて崩すことも求められる。」球を収められるFWや、質の高いパスを配球するMFが必要になるかもしれません。日本協会と手倉森監督には、リオ五輪では結果を追うのと同時に、2年後のワールドカップロシア大会へつながる人材を育てたい意向もあります。OAの対象は、リオ世代と年齢が離れていない、A代表に入り込む実力がある、などの条件を満たす選手が有力です。

霜田技術委員長はOAについて、「使うか使わないかは2月中に方向性を出したい」と話しました。使う場合は、「Jリーグ所属の選手になると思う」との見通しを示しました。12年のロンドン五輪と同様だと、クラブ側に24歳以上の選手を派遣する義務はない。海外クラブ所属の選手は、交渉が難航する可能性があります。

■サッカー男子のリオ五輪出場国

《開催国(1)》

ブラジル

《欧州(4)》

スウェーデン

ポルトガル

デンマーク

ドイツ

《南米(1.5)》

アルゼンチン

《北中米カリブ海(2.5)》

メキシコ

ホンジュラス

→大陸間プレーオフ(3月)コロンビア―米国

《アフリカ(3)》

ナイジェリア

アルジェリア

南アフリカ

《アジア(3)》

日本

韓国

イラク

《オセアニア(1)》

フィジー

どうなるんでしょうか、オリンピックの日本代表。24歳以上を入れるにしても前の記事での中村選手のコメントがよぎります。どうあれ若手が頑張って日本サッカー引っ張ってほしいです。

リオ五輪を中村俊輔が熱く語る

元日本代表MF中村俊輔(37=J1横浜M)がプロ20年目のシーズンを迎えました。ベテランとなっても向上心は衰えず、Jリーグ開幕(27日、対仙台)へ向けて準備に抜かりはないが、一方でリオ五輪出場を決めたU―23日本代表をどう見ているのか。直撃を受けたA代表の元「10番」は、24歳以上の選手を3人登録できるオーバーエージ(OA)枠を使わずに五輪へ臨むべきとの考えを示しました。

昨季の俊輔はケガで出遅れて前半戦をほぼ棒に振りました。ですが、今季は順調な調整を続けて、1月の沖縄キャンプを経て4日から突入した宮崎キャンプ(12日まで)では7日にJ1福岡との練習試合で61分間に出場しました。開幕に向けて徐々にペースを上げております。節目となるプロ20年目のシーズンに向けてベテランレフティーは「個人としては、もっとこうしたい、もっとうまくなりたい気持ちは(若手のころと)変わらない。どのスポーツもそうだけどメンタルが大事。そこの情熱がなくなると一気に邪魔者扱いされるから」と意気込みを語りました。そのうえで「マリノスでタイトルを取りたいよね」とチャンピオンシップ制覇を掲げました。終盤に失速してリーグ2位に終わった2013年の悔しさを今季こそ晴らすつもりです。

そんななか、リオ五輪の出場権を得た日本イレブンのプレーにも目を光らせていた。「なんかギラギラしたものが感じられる集団だったかな」と高く評価。さらに「あくまで(五輪は)通過点に過ぎないし、A代表でもレギュラーをつかむんだっていう、そういう勢いで頑張ってほしい。A代表もそうだけど(五輪は)海外にもアピールする場だから」とエールを送りました。下馬評を覆し、五輪予選を突破した手倉森ジャパンのイレブンには、将来のA代表の担い手として大きな期待を寄せる。だからこそ、俊輔は注目されるOA枠の活用についてもこう述べました。

「使わなくていいと思う。日本の場合は、そのポジションでやっている若い選手でいけばいい。オリンピックは若い選手の世界の舞台だから」

日本サッカー協会の大仁邦弥会長(71)をはじめサッカー界では、1968年メキシコ五輪銅メダル以来48年ぶりとなるメダル獲得のためにはOA選手が必要との意見が大半を占めていました。しかし、俊輔は一人でも多くの若手に国際舞台を経験させて飛躍するチャンスを与えてほしいと願いっております。協会側は2月中にリオ五輪でOA枠を活用するかを含めた方向性を決める予定ですが、少数派とはいえ日本代表の元「背番号10」の意見に耳を傾ける価値はありそうです。

オリンピックは若者の舞台。中村選手の思いやりのような言葉にジーンときますね。